ライブに”予習”は必要なのか

Twitterのタイムラインを見ていると、ライブの予習のためにこれだけは聴いておいた方が良い曲はありますか?のような投稿があったりします。それに対して私もおススメ曲はこれこれでみたいにリプライしたことも実際にありました。ただそこに違和感が。ライブに”予習”は必要なのか?



予習というと知っての通り、学校の授業で学習する内容を前もって勉強しておくことです。まあ学校の授業では先生が命令してる場合は嫌々やらないといけないのでしょう。ただライブが行われているのは学校の教室ではないし、参加条件に予習が必須なわけでもない。そんなのはライブに行く人はわかっているはず。じゃあなぜ予習というものをするのか。



それは初めての現場でそれなりに曲やコール、フリコピがわかっていないと、何度か来て場に慣れている周りのお客さんとのノリが合わせられず、浮いたように感じられて楽しめないと思ってしまうからではないでしょうか?



私はいつも行く現場だけではなく、グループやバンドの名前しか知らない、曲は知ってても数曲、メンバー個々の名前は知りませんみたいなところにもよく行ったりします。当然、曲のここでジャンプやしゃがんだりするみたいのがわからずポツンとすることも多いです。その時は確かに戸惑うし、なんとなく疎外感がある。



このような周りから浮いてしまうようなことを未然に防ぐために予習をすることを否定はしません。ただ私の思うライブの楽しみ方からすると、「予習してきた曲が実際に出てきた、ああこの曲はこんな雰囲気だ、ここでジャンプ、フリコピ、よし周りの皆と一緒に合わせられて良かった」みたいなのは、その場での驚き・サプライズ感がなくて面白くないなと。



ライブというのはエンターテインメントの1つです。エンタメの楽しさの1つには予測できないサプライズ性というのもあると思ってます。なのに予習をしちゃうとそれを自分から無くしてしまうことになる。なんだかもったいない。



結論ですがライブには予習は必要ないですよ。ライブは勉強じゃない。必要なのはチケットとドリンク代のみ。初見のグループやバンドでも気になればまっさらな状況でも行ってみるべし。それでも周囲から浮いちゃうのが…みたいに思う人は周囲のお客さんの様子をなんとなくチラ見する。それでなんとなく自分もその動きに合わせていく。ステージ上の演者がお客さんに促す動作を見ておいて、簡単に出来るところ(手拍子や拳を上げる動きとか)を真似てみるのも良いですね。ちょっとでも同じ動きが出来れば100%ではないにせよ一体感を味わえます。



もっと気楽にライブというエンタメを楽しんでいきましょう。


コメント

タイトルとURLをコピーしました